私は、整形外科医である父が、患者様に対してハンドメイド枕を指導している所を見てきました。
そのハンドメイド枕で患者様の様々な症状がどんどんよくなっていくのです。
私はこの素晴らしい枕の力を世の中に広めたくて、父の代と合わせて50年にもなりますが、患者様に今もハンドメイド枕の指導を続けているのです。
その想いは、藤久様のスローガン「手作りの『想い』を世代を超えて繋ぐお手伝いを」と
重なると思ったのです。

毎日、整形外科の外来には、
「寝起きに首が回らなくなった」「朝から肩がこる」「何度も目が覚める」という
患者様がたくさん来院します。
なぜ、本来であればぐっすり寝て体を回復させるはずの睡眠から、目覚めたときや夜中に
そのような症状がでるのでしょうか。
それは眠り、特に寝具の問題があると考えたのです。

整形外科の外来にいらっしゃる患者様のお悩みは、昔から今も朝起きると肩がこっている、
頭痛がする、手がしびれるといった体の不調を訴えるものです。朝起きた時からお悩みが
あるということは睡眠に課題があるということです。
私が問題視したいのは、そのことに気づいていない現代人があまりにも多いことです。
ある意味当院に来院される方は自己分析できている方です。
しかしそれはごくわずかな方で、多くの方々が睡眠障害＝メンタル、精神的問題、体の不調と思っていて、寝具という物理的条件が最大の問題であることに気づいていないのです。

ハンドメイド枕の指導を行う中で重要なのは枕の高さを決めることです。
私たちは枕計測と言いますが、枕計測は中腰で行うことも多かったため腰を痛めてしまう
こともありました。特に2003年に起業したころは、全国どこにでも枕の計測キットを持参して出張して枕計測を行っていました。
結構な荷物を持って、1人で行くことも多く、疲労、腰痛は慢性的にありました。
私自身に合った枕とマットレスで眠ること、これがなかったら私はとっくに体を壊していた
と思います。

良質な睡眠とは、朝起きた時に「よく寝られた」と思えることだと思いますが、逆に
朝起きると肩がこっている、頭痛がする、手がしびれるといった症状がある方もいます。
私は整形外科医ですので、そのような症状を改善するために良い睡眠姿勢をとって
いただきたいと考えています。
よく患者様にも「脳が眠れる気持ち良い眠りもいいけど、体が喜ぶ身体回復の眠りも重要です。」と話しています。

多くの方が、寝具（主に枕）を見直すことで、朝起きた時に出ていた症状が改善し、
結果として良質な睡眠が得られたと実感できるはずです。
臨床研究の結果では平均しておよそ7割ぐらいの改善率を出せています。
早い方ですと翌日からその効果を実感できます。科学的検証では2週間、3ヶ月で統計的
有意さをもって検証できました（科学的根拠があるという意味です）。

枕です。
枕が最も睡眠姿勢に与える影響が大きいと考えています。
次がマットレス、最後に掛け布団です。しかしどれも欠けてはならない重要な要素です。

まず第１に、朝起きた時から、肩こり、首こり、手がしびれいている、頭痛があるなどの
お悩みがあるのであれば、アスシア枕をぜひ試していただきたいです。
寝ている間に心身ともに回復させるための睡眠で一番よくなっているはずの朝起きた時に、もしこのようなお悩みが強いようであれば、枕、寝台の影響が大きいと考えます。
合わない枕を使用していることが原因で、不眠、夜中のトイレ回数が多い、熟睡感がない、肩こり・腰痛に悩んでいる場合も少なくありません。
ぜひそのような方にもアスシア枕を試していただきたいです。

手芸は下をむく作業時間が多くなるのではないかと思います。それは大変に首や肩、腰に
負担をかけます。そこで２つ提案したいと思います。
１つ目は、作業中の負担を減らすための工夫。
２つ目は、傷んだ体を回復させるアイテム「正しい寝具選び」です。
正しい寝具で体を回復させ、翌日も元気に手芸ができるようにしてもらえればと思います。